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大学に行く意味って何?

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今年入ってから今までより多い質問として多いのは、大学についての相談です。

昨今の情勢の影響でより大学についての疑問が出てきている証拠かと思います。

今回は私の考えについて共有させていただきます。
 

大学ってなんのため?

「大学には行っておいた方がいいよ」 「とりあえず進学しなさい」

家族や先生からそんな言葉を聞いたことがある人も多いと思います。でも、どうして大学に行くのか、その理由をちゃんと説明してくれる人って、意外と少ないですよね。

「みんな行くから」「行かないと将来困るよ」――そんな曖昧な理由では、不安になって当然です。「大学ってそもそも何のため?」と疑問を持つのは、ごく自然なことだと感じます。

まずは、大学の役割や意味について一緒に整理してみましょう。
 

大学で得られるもの

大学では、教科書的な知識だけでなく、たくさんの経験や出会いがあります。

  • さまざまな価値観を持つ友達との出会い

  • 自由に選べる授業やサークル活動

  • 社会課題に触れるチャンス

これらを通じて、自分の視野が広がっていきます。

また、就職を考えたときに「大卒であること」が条件になっている企業はまだまだ今も多く存在しています。特に大企業では、大学卒業が応募条件になっている場合が多いです。

さらに、大学は「すぐに何かを決めなくてもいい場所」でもあります。高校卒業後すぐに進路を決めるのが難しい人にとって、大学は自分のペースで将来を考えられる猶予期間でもあるのです。
 

大学が必要な場合

大企業に関わらず職業によっては、大学に行くことが必須になります。

たとえば、

  • 医師、薬剤師、教員などの専門職

  • 研究者やエンジニアなどの技術職

  • 大手企業の総合職や公務員

これらの職業は、大学での専門的な学びが前提になっていることが多く、大学に行かないとそもそもスタートラインに立てないことも。

また、「今はやりたいことが分からない」という人にとっても、大学進学は将来の選択肢を広げるチケットになります。

人生の方向性を探す時間、自分の可能性を試す時間として、大学は意味ある場所なのです。
 

大学が必ずしも正解じゃない

ただし、「大学に行くこと=正解」とは限りません。

今の時代、大学に行かずに起業して成功している人や、クリエイティブな分野で活躍している人もたくさんいます。

明確な夢や、やりたいことがあって、それに向けての行動ができる人にとっては、大学に行かずに別の道を選ぶのも立派な選択肢です。

大切なのは、他人の期待に合わせることではなく、「自分の人生にとって何が必要か」を考えること。

進学も就職も、「自分で決めること」が何より重要です。
 

しおちゃんの進路選択

ちなみに、私は大学に行っていません。

でも、それを今「行けなかった」「失敗だった」とは思っていません。むしろ、自分にとって必要な経験を、自分のやり方で積んできた結果、今の仕事や生き方につながっています。

早くに社会に出たことにより、最初は苦労が多かった部分はありますが、社会経験というものを早くに行ったことにより自分の年上(社会人)とコミュニケーションが取れていました。

仕事自体はさまざま経験させていただいたことで、今のコンサルティングというお仕事でうまく活用できていると感じています。

そのため、大学に行くかどうかは関係なく、「自分の夢をどう叶えるか」「どんな人生を歩みたいか」がブレなければ、道はひとつじゃないということです。
 

最後に伝えたいこと

「大学に行く意味がわからない」「行くべきなの?」

そんなふうに悩むのは、とても大切なことです。

大事なのは、「大学に行くかどうか」ではなく、「自分がどう生きたいか」。

迷っているなら、大学に行ってから考えるのもいいし、行かずにチャレンジする道もあります。

答えはひとつではありません。また誰かの正解に合わせる必要もありません。

自分の人生の主役は、自分。

「今の自分には何が必要か」「どんな未来を描きたいか」

その答えを、少しずつでいいので、自分の言葉で探していってください。