相談事例:集客について
私は、サービス業の管理職や、飲食店の経営の経験があることから、中にはB2C事業の集客についてご相談をいただくこともあります。
大体のお店は、広告やSNSなどを利用し、またクーポンなども活用しながらの集客に苦戦しているかと思います。
今回はそんなあるサービス業からあった相談を事例に紹介します。
間違った集客法
昨今、少し検索するだけでいろいろな集客法と言われる手法が見つかると思いますが、はっきり言ってどれも間違いです! ……といいつつも語弊がないように言い換えると、正解とも言えるし、間違いとも言えるということです。
どんな事かと言うと、一般的なある居酒屋を例にとって考えてみましょう。
よく見かけるのが、
・お会計金額から10%引き!
・ビール1杯300円!
・宴会コース4,000円→3,500円 とかとか……
これって目的は集客かもしれませんが、そもそもの集客の目的って売上や、利益を上げることじゃないんですか?(もちろん利益を上げるための新規客を増やすためというところまで計画して実行している居酒屋もありますが)
それなのに値引きをしていることで売上や利益が上がらず、さらに自分の経験上このような居酒屋は従業員の時給も安く、常に人員不足の状況かと思います(利益が出せないんだから当たり前なんですけどね……)。
また、上記のようなサービスで来店されたお客様は、ほぼほぼ次も値引きサービス目当てで来店されます。
すると……せっかく客数が増えたのに、売上は伸びないって本末転倒のお話になってしまいます。
お客様のニーズに合わせた集客
では居酒屋を利用する方のニーズはどこにあるでしょうか?ちょっと考えてみましょう!
もちろん「安く飲みたい」ってニーズもあると思いますが、その客層を囲みたいなら最初から料金設定を変えればいいだけの話です。 値引きのオペレーションが発生するだけ無駄です。
そのほかは、あくまでも一例ですが「デートでオシャレなところに連れて行ってあげたい」とか「美味しい料理と美味しいお酒でゆっくり過ごしたい」とか、他にも「会社の歓送迎会でお祝いしたいから大人数入れて仕切りが欲しい」など根本となるニーズが隠れているはずです。
上記の例で考えると、
デートでオシャレなところ見せたいなら、店舗が綺麗なのは大前提でそのほか、パフォーマンスありの派手なサービスだったり個室でゆっくりお話ししたいというニーズがあるかもしれません。
美味しい料理やお酒を求めているなら、季節限定の旬の食材の取り扱いのアピールや、普段食べることができないローカル料理など(季節限定のメニューはあっても、来店前にそれを知る術がないお店が多いです)。
歓送迎会なら、思い出に残る集合写真プレゼントとか。
こんな感じでイメージできるかと思います。
付加価値をつけることでの集客を考えて、告知していくことをお勧めしています!
余談:本当に目的が集客の(売上ではない)場合は値引きでもいいと思いますが、2回目の来店を促す施策を考える必要があります!
ちなみにSNS(WEB全体)の使い方も間違っている方が多いので、それはまた別の機会に……笑
私はこれらのような相談も受けております。 興味のある方は、ぜひよろず相談屋しおちゃんまでご連絡ください!